廃線敷のある武田尾まで自転車でのんびりと行くライド
とある11月の平日。この日は快晴。
いつもの午前中縛りで自転車に乗ろうと思い立つ。
さて、どこに行こうか?
思い返せば、自転車に乗り始めた頃は行きたい場所がたくさんあって、前日からワクワクと準備をしたものだった。
それがもう乗り始めて7年も経つと、近場は大体行き尽くしている。
なので当日朝、いやひどい時には走り出してから、行き先を決めるようになる。
行き先を決めずに出る旅だ。
この日も走り出してから行き先を考え始めた。
まず自宅を出て右に行くか左に行くかで大方の方向が決まる。
南は都市部を抜けるので交通量の多い道が億劫に感じた。
なので、この日は北方向だ。
北へとペダルを回す。午後からは家の予定がある午前中縛りなので、制限時間は2時間半ほど。
2時間半=50km程度
頭の中で自宅を起点に50kmのコースを描くことができるようになる。
この辺りは経験値が生み出すメリットだ。
武田尾にでも行こう。
そう思い、さらにペダルを回す。
武田尾は近場の割りに都会の喧騒から隔離された秘境感溢れる場所。
猪名川町から宝山を抜け切畑会館から整備された道を行く。
新名神開通に伴い、道はすごく良くなった。
このコースだと近すぎて、あっという間に武田尾にたどり着く。
この橋からの景色が好き。
ガタンゴトンと列車の音が山肌にこだまする。
この渓谷感がたまんない。
橋を渡ると西宮名塩へのハイキングコースの案内。
結論。ロードバイクじゃ無理。。
このあたりは川の流れが完全に止まっているように見える。とても静かな水面(みなも)。
これが武田尾橋。
橋があると自転車乗りは、こういう構図で写真を撮りたくなるものである。
橋の先には「足湯」があるが、この日はおじさんがソロで入浴中。私は入るのを辞退。
武田尾橋の近くには、それはもう大きな岩がある。
山から転がってきたのか?
川をどんぶらこと流されてきたのか?
気になる岩。
武田尾駅へと繋がるトンネル。
中に入ると不思議なことにトンネル内に分岐がある。しかも塞がれている。
この先は魔界へと繋がっている…かも知れない。
このトンネルには秘密の抜け穴がある。
これは駅側の入口。
トンネルは最高のフォトフレームだと思います。
武田尾駅周辺は来る度に綺麗に整備されている。
駐車場や軽食などがいただける商店も出来ていた。
そして、武田尾といえば廃線敷である。旧国鉄の線路跡が生瀬まで繋がっている。
ハイキングコースとして有名すぎるほど有名。
この日は木々も色付き始めたところで、ハイカーたちの姿もあった。
残念ながら、この先は自転車禁止と注意書きがあった。
一般的な注意事項にテプラで追記されていた。前来たときにはなかったと思う。
ハイカーたちが多いので安全上の配慮と枕木などが痛まないようにとのことだろう。
いつかシクロクロス車で散策したいと思ってたので残念。
すぐ近くに新名神の宝塚北サービスエリアがあり、自転車でも入ることができる。
帰りは来た道ではなく、西谷方面へと抜けて帰った。
武田尾は窪地なので、どこに帰るにも登り。