猪名川町にある「くろまんぷ」への自転車での行き方
兵庫県川辺郡猪名川町に「くろまんぷ」というトンネルがあります。
私と「くろまんぷ」の出会いは、ロードバイクに乗り始めたころ
「なんか猪名川町に古いトンネルがあるらしいよ」
と聞いたことがあり、探索しにいったのが最初でした。
くろまんぷとは
くろまんぷがある猪名川町のHPには下記のように解説されています。
くろまんぷまでの行き方
くろまんぷは兵庫県川辺郡猪名川町にあります。
近くの目印として、「道の駅いながわ」があります。
万善という交差点の角にあり、三田市・川西市・池田市・篠山市方面からの交通の要所です。
くろまんぷに行くには、道の駅いながわ(万善の交差点)を目指すのが良いでしょう。
北上し左に入る
道の駅いながわから更に北へ進みます。
左側に郵便局が見えてきたら、すぐその先。下の画像のようなところがあります。
このガードレールと「猪名川どうぶつ霊園7km」の看板を目に焼き付けておいてください。
ここを斜め左に入ります。
私が初めてくろまんぷに行ったときは、ここで地元の方に声をかけて聞きました。
「トンネルってこの辺にありますか?」
そしたら、
「あるよ!」
「この先、まっすぐ行ったとこだよ!」
と教えてくれました。
このまま道なりに進めば「くろまんぷ」に行けます。
空からこんぺいとう
余談ですが、この道の右側に「空からこんぺいとう」というお店があります。
古民家を改装してカフェで、マフィンが美味しいです。
素敵なお店でサイクリストたちの休憩SPOTとしても有名です。
ようしん小から登る
空からこんぺいとうを過ぎると小さな川を渡ります。
(実は、この橋を渡って左に行くと、これまた素敵な道があるのですが、それはまた機会に…)
川を渡り北へ直進すると、猪名川町立楊津小学校(ようしんしょうがっこう)があります。
ようしん小学校・・・不思議な読み方ですよね。中国的な発音のような気もしますが、中国とゆかりのある土地でもなさそうですし、不思議です。
この「ようしんしょうがっこう」を左手に見ながら更に北へと進みます。
道が少しづつ登り始めます。
最初のヘアピンです。
ひっそりとした良い感じの道を、ゆるゆると登ります。
小鳥のさえずりを聞きながら登っていきます。
ふたつ目のヘアピンです。
今度は左に大きく曲がります。
やや勾配がきつくなります。
見えてきました。
こちらがくろまんぷの南面です。
南面からの絵面はあまり良くなく、四角いコンクリートでできた小さなトンネルといったイメージです。
中に入ったところです。
手前は角ばったコンクリートですが、奥はアーチ状のトンネルが広がっています。
このあたりは古い石積みが残されています。
その奥は新しく整備補強されているようです。
出口付近も古い石積みのままです。
趣があってよいですね。
トンネルを抜けたところです。
この北面が「くろまんぷ」の顔ともいえる、古い顔が残されています。
トンネルの上にも登れそうですが・・・登っていません。
そのまま下れば篠山線へ
このまま真っすぐ降りていくことができます。
昨年2018年の台風で木が倒れて地面がめくれあがっています。
あの台風のあとは、この道も荒れ荒れでした。
さらに下ると住宅街へと出ます。
猪名川グリーンランドという開発された住宅街です。
道なりに下っていくと六瀬のローソンのすぐ南側で篠山線に合流します。
左に出れば六瀬・杉生・西峠を経て篠山市内へと向かいます。
右に出れば、道の駅いながわのある万善の交差点に向かいます。
まとめ
いかがでしたか?
現在使用されている日本最古の手掘りトンネルといわれる「くろまんぷ」
とても幻想的で、どんな季節でも「ひっそり・ひんやり・しっとり」とした雰囲気が味わえる素敵な場所で、私は大好きです。
猪名川町から篠山方面に行く際は山を迂回する篠山線をショートカットして、少しだけ近道にもなります。
古くから行き交う人を見てきたくろまんぷ。是非、見に行ってみて下さい。
そして、「ひっそり・ひんやり・しっとり」とした雰囲気を味わっていただきたいと思います。